独立開業情報>激安店の欠点を突け！(前編)

ここで教訓になる話があります。
ある家電を販売する量販店Ａが
未開拓の地域に進出しました。
そこはマンションや住宅、
あたらしい学校なども
それからあとに次々にできるようになり
１０年前とは全く違うほどに激変した地域で
土地の価格も何倍も上がりました。
よくもこの地域に家電量販店をつくったなと思いました。
地域の人々からや遠方からも
お客がたくさんきていましたが、
あるとき事件が起こりました!

これはそうとうな厭味だと思うのですが、
ポツンとたっている量販店のすぐ隣に、
文字どおり隣接して、全く同じ規模のしかも、
同じ家電量販店Ｂが建てられたのです。
これは挑戦状といえるでしょうが、
周りの人々もあまりに露骨なやり方に
賛否両論もありましたが、そのＢ店は、
「激安」が売りだったのです。
１円でも他店より安く売りますと、
そして、すべての賞品の値札には、
隣のＡ店の店頭表示価格が記載され、
Ａ店よりこれだけ安い！と書かれているのでした。

実際、多くの人がＢ店に流れました。
安いにこしたことはない、
出所はみな同じ。そういって、
価格で負けたＡ店の売り上げは下りました。
ところが、次第に期間が過ぎてゆくうちに
事態は変わってきたのでした。(後編に続く)